05/11/2008

風雲千早城(1166)

今日も農耕的に仕事をした。

・午前3時くらいに寝て、午後1時くらいに起きたら、色々と荷物が届いていた。

・稲葉稔さんからは最新刊『亡者の夢』(徳間文庫・定価590円+税)。

・金沢の親友・渡辺健一郎氏からはホラー・ビデオ、DVDあれこれ。

・Amazon.comからは『カサブランカ・スペシャル・エディション』。

・とりあえず、渡辺氏から頂いた品々をビデオ棚に並べてから、『カサブランカ』特別版を鑑賞する。未公開シーンが加えられ、付録にボギーの奥さんだったローレン・バコールの解説とか、サムの歌とか、ドキュメンタリー映像とかがたっぷりあって堪能した。だけど、一番楽しかったのは、バッグス・バニーの『キャロットブランカ』。これ、なんとワーナー・アニメのキャラ総出演。ピーター・ローレ役がトゥィーティー、コンラット・ファイトがヨセミテ・サム、ポール・ヘンリードがシルベスター、そして、ボギーはバッグス・バニー("バギー"って駄洒落か?)。そうそう例の歌を歌うピアニスト役はダフィー・ダックだった。そうだ、あと、デブの闇屋をポーキー・ピッグがやってたけど、これはアタマにちょっとだけの出演。シルベスターのガールフレンドがスウェーデン猫の役で、「あれを弾いて、サム」と言ったら、「木槌でトントンの歌は勘弁してください。あれやると、頭が痛くなるんです」って応えるのに笑った。(冒頭で映画と同じように♪不幸な人もトントントン♪と歌いながら木槌で自分の頭を叩いてたのだ)ヨセミテ・サムが殴られて牢屋に放り込まれると、フランス人のゲイな囚人が秋波を送ってくるというギャグはやっぱりオトナのアニメだなあ。。。バッグス・バニーがハンフリー・ボガートが煙草を吸うようにニンジンをかじりながら、あの口調で「どったの大将?」と言うのは中々たのしかったね。

・渡辺氏には明日か明後日、お礼を言うとして、まずは「ドーン・オブ・ザ・デッド」を楽しもう。

・『真田昌幸 家康狩り』は少しずつ書店に出回り始めた様子。安堵しています。

・第二巻は執筆を開始しました。今回は、昌幸27歳、武田信玄が謀略で暗殺されるまで。いよいよ戦国時代(室町末)の有名人が続々登場する予定。

・しかし、「伝奇」とか、「時代」とかいうフレームを見ただけで、拒否反応するホラー・ファン、ミステリ・ファン、SFファンに、どうアピールしていくかなあ。版元は売れる売れないの分析しかしないので、ジャンルな読者の拒否反応をチョロと上っ面眺めただけで、「時代伝奇は売れない」などと決め付ける。我がテキは読者だけではない、理解のない編集や、現象しか見ない営業や、版元や取次の大本営発表を垂れ流すだけのメディアもそうなのだ。ううむ、徒手空拳な作業だな。

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05/09/2008

風雲千早城(1165)

今日も農耕的に仕事をした。

・昨夜も遅くまで……仕事しかけたが、疲れたので「ダーティー・ハリー」のDVDを少し観てから寝た。

・午前11時くらいに起床。珈琲を飲みながら、小一時間くらいボーッとしていた。

・それから昼食を食べて、散歩に出かける。

・帰宅後、昼寝したら昏々と午後6時まで寝ていた。疲れてるのかな。日本文藝家協会からの電話で眼が覚める。電話は16日の総会に参加するか、どうか、の確認。参加しません。ごめんなさい。のち、ボーッとした頭でしばらく過ごす。

・どうも、日に日にボケていくような気がする。ひょっとすると本格的に「男の更年期」かもしれない。テストステロンが不足してるのだ、きっと。

・「真田昌幸 家康狩り」第二巻を早く仕上げなければ・・・・。今夜から頑張ろう。


「シェア」でアニメ配信 容疑の3人逮捕、全国初

東京新聞2008年5月9日 19時27分 配信より
「ファイル交換ソフト「シェア」を使い、インターネット上で人気アニメを無断配信したとして、京都府警ハイテク犯罪対策室などは9日、著作権法違反の疑いで近畿大工学部4年、大友貴裕容疑者(21)=広島県東広島市西条西本町=ら3人を逮捕した。(中略)シェアは「ウィニー」よりも、配信者が特定されにくいのが特徴といい、府警によると、シェアを使った著作権侵害容疑の逮捕者は国内初。」

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008050901000544.html

*タイムリーなニュースでした。

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05/08/2008

違法サイトの対応について

・5月8日午後6時五十九分付けで日本文藝家協会事務局より連絡がありました。以下にメール全文をコピペいたします。

朝松健様

いつもお世話になっております。

さて、違法ダウンロードの件ですが下記に進捗状況をお知らせします。

・4/23 書記局で外部の専門家からwinnyについてヒアリングを行いました。
・4/26 三田誠広副理事長に報告を行い、副理事長からはこうした問題に強い他団体と
協議しながら進めて下さいとの指示がありました。
・ 5/7 書記局長を含めて書記局4名でJASRACに出向き意見交換を行いました。
 JASRACネットワーク課の責任者の説明によると、JASRACではネットワークの自動監視
システムを有し、Web上で著作権侵害の監視を常に行い違法者に対してはIPアドレスなど
検出を行って対策をとっていますが、winnyに対しては有効な対応策をとることができず、 大変無念な状況にあるということでした。
これはデータの第一放流者を特定できないといったwinnyの特殊性によることと、
またhashdb.comのようなサイトもwinnyへの情報屋的な役割であるため責任は問えないということでした。

ただし、JASRACは今後の予防策として、警察庁のサイバー犯罪対策
http://www.npa.go.jp/cyber/csmeeting/index.htmlで行っている 総合セキュリティ対策会議において、検討課題として「『Winny等ファイル共有ソフト』 を利用した著作権侵害等問題等について」が上げられています。この会議の中で、権利者側とISP側で協同で協議会を立ち上げ対策を検討することが決まりました。

書記局としてもJASRACと同様にwinnyの著作権侵害については大変無念に思います。
こうしたJASRACの活動に対して最大限の支援を行うとともに、ISP側との協議会の進捗 についてもネットワーク課との情報交換を活発化していくことで合意しました。

現在の進捗状況としては以上です。書記局といたしましても会員の皆様のご心配に 対応できずに大変心苦しく思っております。これらの件については常務理事会にて報告を行うとともに協会ニュースでも会員にも報告を行いたいと考えています。

社団法人日本文藝家協会
著作権管理部 」



*おそらく、現時点において考えられる限り最高の対応と思います。
日本文藝家協会著作権管理部の誠意ある対応に深く感謝いたします。

ありがとうございました。

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風雲千早城(1164)

・今日も農耕的に仕事をした。

・昨日は朝の9時すぎまで執筆。

・ヘロヘロになって寝て、起きたら夕方の5時だった。

・それから頭を休ませるため、キャグニーの「汚れた顔の天使」を鑑賞。街の不良グループ役に、「デッド・エンド」で有名になり、色んな映画や芝居に出るようになった『デッド・エンド・キッズ』が出演してたが、なかの何人かがもの凄く歳を食ってたのに眼を剥いた。たった二年くらいで子役とはこんなに変貌するものか。長髪の可愛らしいボーイが、長髪のオッサンみたいになってるんだものなあ。ビックリだよな。

・昨日は、あと、dvdと間違えて1円で買ったビデオ「モロッコ慕情」を見ようとしたが、その前に、とりあえずアメリカから来た質問に答えようとメールを書きかけたところで、地震っ!!!

・諦めて午前2時に寝た。

・今朝は正午過ぎに起床。食事して、珈琲飲んで、アレコレ片付けてたら、あっという間に夕方になった。

・やむなく散歩に出かけたが、ビデオ屋でも本屋でも、やることがトンチンカンだった。

・用事を思い出して何人かの編集さんや友人にケータイしたが、やっぱりトンチンカンである。どうやら昨日の執筆疲れが残ってるらしい。

【今日は思考の停止する日なのだ】と何もかも諦めることにした。

・病気してから、時々、こういうふうに思考が停止することがある。今までは、それでも「うわの空」な答えや生返事で誤魔化していたが、最近、思考停止に陥ると会話してること事態が苦しくなってくる。今後は、こういう状態になてきたらワケを話して許してもらうことにしよう。。。。


・あまりにもスパムが多いので、掲示板に書き込み出来なくしました。今後、御連絡や面白い話題はブログのコメント欄か、直接、ワタクシにメールくださいますようお願いします。

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05/06/2008

風雲千早城(1163)

今日も農耕的に仕事をした。

・ポール・ムニ主演/ハワード・ホークス監督の『暗黒街の顔役』(1932)を暇つぶしで見たら滅法、面白かった。てっとり早く言えばアル・カポネの伝記モドキ映画なんだけど、前半で殺される対立組織のボスをフランケンシュタインのボリス・カーロフがやってたり、ムニの舎弟でいつもコインを弾いてるチンピラを元ホントのギャングだったジョージ・ラフトがやってたり(ギャングの下っ端がコインを弾くってパターンはラフトが作ったのだろうか?)、色々と見所が多かった。特にムニふんするトニーが妹に近親相姦的な愛情を抱いていて、それが原因で舎弟を射殺するという展開は、ギャングを生んでしまう当時の社会構造まで透けて見えてくるようで「うまいなあ・・・」と思わず呟いてしまった。

・同じことは『化石の森』(1936)でもいえることで、ボギー扮するギャングが「俺の人生か。ムショにぶちこまれ、ムショから出て、物心ついたときから、それの繰返しよ」と、うそぶくシーンに、やはり社会性がすうっと、臭味のない形で現われていたな。

・で、その『暗黒街の顔役』のリメイク、『スカーフェイス』を見た。これは1983年作品で、大好きなブライアン・デ・パルマ監督。ポール・ムニがやったトニーは、今回はアル・パチーノ。旧作ではイタリア系移民だったのが、今回はキューバ系移民になっているくらいで、ストーリーは基本的に旧作に忠実に進んでいく・・・と思われたのはボスを裏切り、命乞いするボスを殺すまで。後はキューバ系・コロンビア系・ボリビア系と南米ギャングの入り乱れる過激な映画になっていた。全体的に日本のヤクザ映画を連想させる作品だった。でも、パルマのバイオレンス・シーンはここでも生きていて、チンピラをバス・ルームにつるしてチェーンソウで解体していくシーン(アル・パチーノは相棒が解体されるのを見させられる)をはじめ、うひょーっとなるバイオレンス・シーンの連続だった。

・最後は旧作と同じようにマシンガンをぶっ放して死んでいくが、今回は、警官隊が相手ではないだけに、よりパワフルだった。

・で、残念だったのは、旧作で「匂わす程度」だった妹への近親姦願望が新作ではハッキリ前面に出ていて、台詞にまで現われていたことだ。やはり現代人には露骨に言わなければ(同時に見せなければ)ダメなのだろうか。だとしたら、現代人の想像力って奴は秒速で衰えつつあるのではなかろうか。

・しかし、この『暗黒街の顔役』、大いに刺激になった。

・実は北條早雲をやりたくて構想を練っていたのだが、強請り・タカリで京を追放されたトンパチなチンピラ・伊勢新九郎が、若者ゆえの野望と向こう見ずな暴力で、家督騒動に介入し、小田原の領主に成り上がるストーリーを思いついた。つまりギャング映画の手法で、武将一代記を描くのだ。『武家の棟梁の条件』という本によると武士の実相というのは、ヤクザと変わらなかったそうだから、結構、新しいタイプの時代小説になると思うのだが、何処かで買ってはくれないだろうか??

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04/30/2008

風雲千早城(1162)

今日も農耕的に仕事をした。

・「小説・コミック泥棒サイト」に関連して、先ほど、ぶんか社より連絡がありました。
 
 以下に連絡の概要を箇条書きいたします。

1.調査の結果、当該サイトには「今のところ」ぶんか社の出版物は見受けられなかった。

2.だが、このような〝あからさまな〝著作権の侵害は断じて看過できるものではない。

3.会社の顧問弁護士と話し合った結果、この種の問題に対応するために主要コミック出版社で組織している「デジタル・コミック協議会」の次回会合に、ぶんか社より議題として提出する。

4.ネット上の問題は現在、法整備がなされていないので、時間がかかるとは思うが、待っていてほしい。

以上です。

ぶんか社の誠意ある対応に感謝します。

話は違いますが、今朝の『とくダネ』(フジテレビ系)でも偶然、有害サイトの摘発について、警視庁の委託を受けたサイバーポリスが総務省と足並みを揃えて動き始めていると話題になっていたそうです。ワイセツ関連だけでなく、著作権の方面からも、表現の自由の問題を併せながら慎重にガイドラインを作り始めているとのことですから、事態はけっして絶望的ではないと思われます。

★何度も申します。
 インターネット上で不法に蹂躙されているあなたの著作権を守るのは、あなたの意識です。待っていても、誰も助けてはくれません。まず今回の問題を直視してください。常に、この問題を周囲の版元に、同業者に、業界の関連職種にいる人たちに訴え続けてください。

そして余裕があったら想像してください。
著作権が蹂躙されている同業者(作家のみならず漫画家・イラストレーター・デザイナー・アーティスト)のなかにはペンクラブや文藝家協会はおろか推理作家協会・SF作家クラブ・冒険作家クラブといった同業者の懇親団体に入ることもできず、自作が知らないうちに複製され、winny保存され、無償提供されて、悔しい思いをしている多くの作家・漫画家・イラストレーター・デザイナー・アーティストのいることを。

さらに余裕があったら思い出してください。
……つい、この間まで自分も、そうした作家であったことを。

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04/28/2008

風雲千早城(1161)

今日も農耕的に仕事をした。

・昨夜は「グッドナイト・アンド・グッドラック」のdvdを鑑賞した。マッカーシー時代、テレビを通じて戦ったキャスター、エド・マーロウの物語。私には社会派ドラマというよりもハードボイルド映画として楽しめた。巨大な権力を握った敵に向かって、徒手空拳で戦う男たち。いや、女たちもいたな。

・観終わったら弾みがついて、「華麗なるギャツビー」を観た。こちらはジャズ・エイジを舞台にした「空虚」の物語。セレブの集うパーティーと複雑な愛人関係が、20年代の狂熱に沸いている。・・・というものの、この内容で、たとえばヴィスコンティが、たとえばバーホーベンが、たとえばヘルツォークが撮っていたらどうなっていただろう。そう想像して、深夜、ぞくぞくしてしまった。

・原稿も書いて、朝に寝た。

・午前11時半頃に起床。カレーとコッペパン、ゆで卵、バナナ、珈琲の朝昼兼用。

・のち、あれこれと用を足した後、割引券で買ったピーター・ジャクスンの「キングコング」を鑑賞。最初、パソコンで見ようとしたのだが、非常に相性が悪く、仕方ないので居間のハードで鑑賞した。韓国製のdvdのある種のものはパソコンと非常に相性が悪いので今後、気をつけよう。

・「キングコング」は大傑作。20年代のニューヨークがCGで蘇ったのには感激。数多くの本物のクラシック・カーが走り回った「華麗なるギャツビー」でも目抜き通りは再現できなかったよなあ。さらにスカル・アイランドの恐竜や妖虫たちが素晴らしい。ゴカイの化け物に感激してしまった。

・ところで、主役の脚本家をやったエイドリアン・ブロディだが、「ギャツビー」で狂言回し役のサム・ウォーターストーンとイメージがダブるのは何故なのだろう。顔が似てるのかな。

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偶然ですが、こんな記事を見つけましたので著作権を考える参考に。

①そもそも著作権利用の包括契約ってどーなのよ?
http://blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo/2008/04/post-efba.html

②著作権に競争原理は働かないのか?
http://blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo/2008/04/post-dcf7.html

③著作権管理事業における競争原理の続き(仮)
http://blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo/2008/04/post-a7ab.html

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04/26/2008

風雲千早城(1160)

今日も農耕的に仕事をした。

・昨夜も遅くから朝まで執筆。

・調子の出てきた『真田昌幸 家康狩り』第二巻をちょっと休んで、SFマガジン隔月連載『魔京』第十三回のほうにチェンジする。とりあえずバックナンバーを読み返して、自分が何を書こうとしていたか、メモとか覚書を読み返した。何が書いてあるのか、一瞬、理解不能。まるで他人の書いた夢日記か、狂人のメモだ。午前3時近くになって、ようやく思い出して、大急ぎで続きを書き始めるが、まだエンジンはかからず。三枚半書いたところで、午前6時前に寝た。

・午後3時すぎに起床。

・朝兼昼の食事。トースト、カレー、バナナ、珈琲。

・PCを出して、ネットにつなぐ。

・日本文藝家協会からは連絡なし。……こりゃあ、対応に困って、問題を先送りにしたかなあ。誰でも面倒なことはイヤだし、誰かが解決してくれたらいいのに、と思ってる。正直、わたしもそうだ。しかし、「winnyを使って商業出版物を丸ごとデータ化し、誰でも無償でダウンロードできる」などという未曾有の事態への対処は、結局、誰かがやらねばならない。そして、それは一個人では無理だ。だから、わたしは十社を越える版元に連絡し、五つ以上の団体に連絡したのである。いわば、火種を発見して半鐘を鳴らしたのだ。あとは火消し衆の仕事だろう。

・『武将が信じた神々と仏』八幡和郎(青春新書)、『〈負け組〉の戦国史』鈴木眞哉(平凡社新書)、『戦国軍師の合戦術』小和田哲男(新潮文庫)。これらを読むと、戦国武将がいずれも天下統一を目指していたのではなく、また下克上も、弱肉強食も信じていたのではなかったこと、つまりは戦国武将を、戦前の大本営や帝国陸海軍の将軍と重ねて論ずることなどおよそ無理。いわんや戦国時代や戦国武将の生き様は、グローバリゼーションを国是とする現代日本国や、松下塾に経済人の理想を置く現代経済人には、なーーーーーーんの役にも立たないと知るべきである。織田信長はダーウィニズム以前の人間だし、豊臣秀吉はマキャベリズムとは無縁だったのだ。「御伽草子」が経営の役に立つと考える経営者なら、あるいは今川義元の行き方に経営法を発見するかもしれないが、大抵は「織田信長に仮託した作家のメッセージ」を「織田信長の思想」と勘違いとているのにすぎないのだ。

・戦国時代の実相とは室町時代末であり、神仏の怒りや奇跡や瑞兆やあの世からのメッセージが咫尺の位置にあった中世だったことを現代人は思い出すべきであろう。

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04/25/2008

風雲千早城(1159)

今日も農耕的に仕事をした。

・怒りは創作意欲を増進させる。昨夜は遅くからはじめたにも拘わらず、原稿が面白いほど書き進めた。真田昌幸(真田幸村の父親)が、まだ源五郎と呼ばれていた七歳の頃の物語。徳川家康は松平竹千代として人質にだされたが、真田昌幸は人質という名目で武田信玄の小姓となり、戦国武将としての英才教育を施された。その中で、最も重要なものが、武田軍学秘中の秘、『表裏比興(ひょうりひきょう)の法』である。「表と見せては裏となり、常に双翼を比べ、影を興して実となす」。これが『表裏比興の法』だ。

・このまま一気に完結まで進みたいところだが、そうすると筆が走りすぎて、上滑りになる虞(おそれ)がある。

・ゆえに、ここは手綱を引いて、SFマガジンの「魔京」の続きを書くことにした。

・例の泥棒サイトに関しては未だ進展はない。ただ、幾つか、ファンの皆さんよりのご指摘で分かって来たことはある。たとえば、泥棒サイトにあった謎の数値「ハッシュ」だが、

ファイル名に添えられている「ハッシュ値」なるものは、大雑把な喩え方をすると人間で言うところの指紋に相当するようなもので、ファイルのアイデンティティーを保証する役割を果たしています。同種のものとして、CRCやMD5が挙げられます。

 と、これは朝松作品の読者SerpentiNagaさんよりのご教示である。

・早川書房のA氏とも電話で話し、また、SerpentiNagaさんも指摘してくれたのだが、問題は、

「たとえサイトの運営者が特定できたとしても、単なるデータベースの公開者に過ぎない者を、一体いかなる罪に問いうるのか」


という点なのだが、この質問には、別の読者・ポポスさんからの言葉で問い返すことにしたい。
すなわち──

【道路が整備されて車もびゅんびゅん走るようになったのに法律がまだ出来上がってないからって人撥ね放題ですか?】

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04/24/2008

風雲千早城(1158)

・どうやら日本ペンクラブ事務局の見解は以下のようなものらしいです。
(これはペンクラブ事務局からH理事宛に返信された私信の大意で、H理事もこの回答に憤っていることを付け加えておきます)

1.問題のサイトの運営者が誰かはわからない。運営者の意図も不明。
「自己顕示」「フィッシングの一種」「商業目的」等が考えられるが、商業目的を主な目的としているとも思えず、著作権侵害以外の犯罪性も薄いと考えられる。

2.そうなると、「著作権侵害」が中心となると思われるが、海外(アリゾナ州)の業者のサーバーを使っているので、国内プロバイダーのように抗議をすると止めてくれるかどうかは不明。アリゾナ州のプロバイダー宛に「警告」メールを出すのも一案だが、たとえやめても別のサーバーを借りるのでいたちごっこである。この行為がもたらす「経済的損失」が個々の著作者にとって「プロバイダーを相手に削除の交渉する」という作業より大きいのであれば、個々の著作権者ならびに出版社は専門の弁護士等に相談する必要があると思われる。

3.「個々のダウンロードについて「ハッシュ」数という形で利用数を示しているが、これが判定材料にはなるだろう。(正確な数かは不明)

4.以上は個々の問題であって、業界全体に影響がでるのであれば映画・音楽・コミック業界のようにWINNYを使った著作権侵害に対し、「複製を作ること」「それを流通させること」以上に「複製を利用すること」が犯罪であるということを一般利用者に認識させる必要がある。

5.ただ、すでにその方法が広く知られている映像等と違い、キャンペーンなどをするとかえって「そんな方法もあったか」と寝た子をおこす危険性もある。

6.「著作権問題」の一般論としては日本ペンクラブにもなじむ課題であり、今後言論表現委員会の場や他の業界団体との話しあいで取り組んでいければと考える。個々の問題は著作権者側での対応となると思われる。事務局では個々の著作権侵害に関する問い合わせについては 相談窓口として 文化庁著作権課 03-3581-1276を紹介している。

7.文藝家協会に問い合わせたところ担当氏より「この道に詳しいJASRACに問い合わせ専門家の意見も聞きながら本サイトへの対応を検討中」とのことであった。サイトに抗議すると反撃にあい抗議をした文藝家協会のサイトが炎上(アクセスの集中攻撃)する恐れがある、という問題もあるとのこと。

以上_________

なんだよー、これはangry!?
これが「文筆業従事者によって組織され、言論、表現、出版の自由の擁護と文化の国際的交流の増進を目的とするNGO」の著作権に対する見解かよー。

早い話が「不利益をこうむるのは版元だから版元が弁護士やとえばいい」と言ってるんじゃねえのか。俺にはそう読めるけど、読み間違えてる?

で、「下手に動くと寝た子を起こすからこのままにコトナカレ」「抗議をすると炎上するからコトナカレ」「待ってりゃJASRAKが動いてくれるからコトナカレ」って読めるんですがっ!!

政治的にリベラルであることを標榜する団体が、ちゃねらー共のイヤガラセや炎上が怖くて及び腰たあ、言葉もねえや。 そんなんで政治的なリベラリズムなんて維持できるのかよ???

えーい、相談した俺が間違ってた。

もう、いいっ!!!

なんっにも相談しないし、頼りにもしないっ。

某社の漫画部の編集からは「ネットとかwinny使った違法行為に関しては法整備が為されてないので弁護士の動かしようがないんですよ。出来るなら作家さんや漫画家さんがご自身の権利を守るという形で集団で訴訟されるか運動されたほうがいいと思うのですが」と言ってきた。

【その著作者の団体の一つが、お・よ・び・ご・し、なんだってのthunder

ぬぐぐぐ。。。。いよいよもってパソコンをベランダから投げ捨てたくなってきたぞgawk

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