風雲千早城(1243)
今日も農耕的に仕事をした。
祝 『私闘学園』電子版、全9巻一斉配信!
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・『私闘学園』で覚えていることは数多いが、一番驚いたのは、2005年頃に突然、推理作家の北森鴻さんからお電話を頂いたことだ。前日、北森さんと は推理作家協会のパーティーでお目に掛かったのだが、もっと話したいとお電話下さった。「わたし、朝日ソノラマでライターしていたんですよ」と北森さんは 教えてくれた。「その頃から『私闘学園』の大ファンでして」このお言葉、嬉しかった。
・二番目に驚いたのは講談社コミック部の編集さんと話した時である。
「実は『私闘学園』は連載時から注目していまして、わたし、週刊少年マガジンで連載企画として「これをやりたい」と提出したことがあります」つまり、原
作・朝松健として、島本和彦先生に漫画版を依頼しようという企画だったというのだ。ところが島本さんがライバル誌でデビユーした方なので、敢えて波風立て
てまで依頼する必要があるのか、なんだかマニアックな内容だしとてもマガジン向けではない、というような反対意見が出されて、この企画は流れてしまったの
だという。知らない所でそんなことが…。もし実現していたら歴史が変わってたのに、とマジで悔しかった。
・他 に思い出すのは現在活躍しているラノベ作家の神野オキナさんや谷川流さんがリアルな読者としてファンレターをくれたこと。
・馳浩選手に送ったら「一度ご一緒 にトレーニングしましょう」と手紙をもらったこと、「その後の私闘学園」の原稿執筆中に札幌の父が交通事故に遭ったので外科病院の待合室で少しずつ進め、 のちに死亡した時には通夜の札幌で書き継いだこと、菊地秀行さんに「親が死んでもギヤグ書かなければならないなんて因果な商売ですね」と電話したこ と。……あとは、何人もの作家や漫画家さんたちが「私闘学園」の読者でしたと話しかけてくれたことだろうか。
・何度となく復刊の話や新装版の話が浮いては沈
んだが、そのたびに消えてしまい、作者は「もう二度と復刊されないな」と諦めていたところに、去年、アドレナライズの井手さんから「ファンでした。電子版
やらせて下さい」とご連絡頂いた。
・こうして30年近くを経て電子版で『私闘学園』が甦り、新しい読者や昔の読者に読んでもらえるとは。……わたしは今、本当にこの仕事を選んで良かったと心の底から思っている。
皆さん、有難うございます。
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